最前線で活躍する代表的な職種
医療業界の職種と聞いてすぐに思い浮かぶのは「医師」や「看護師」ではないでしょうか。病院やクリニックなどの医療機関で患者さんの診察や治療、ケアを行いますが、適切に処置するためには幅広い知識と高度なスキルが必要です。そのため、専門の機関で学ぶ必要があり、国家試験を受け免許を取得しなければ、医師や看護師として働くことはできません。医療現場の最前線で活躍している職種は他にもあります。例えば、口腔全体の治療や予防指導に携わる「歯科医師」、災害や事故現場に最初に駆け付ける「救急救命士」などです。
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様々な医療行為に携わる「医師」
医学の専門知識を持ち、様々な医療行為に携わっている医師は、病気や怪我に苦しんでいる人を治療し、回復を促すのが仕事です。幅広い知識とスキルが必要ですが、大学で学んだだけでは基本的な知識しか身についていおらず、不十分です。具体的な症状を聞き出すためのコミュニケーション能力や緊急時に臨機応変に対応できる柔軟性、常に最新の情報をアップデートする向上心なども必要です。医師の仕事は勤務先によって異なるため、転職エージェントを利用して働きやすい職場を探すといいでしょう。
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歯の健康を守る「歯科医師」
歯科医師の仕事内容について、漠然としたイメージしか持っていない人も多いのではないでしょうか。歯科と一口にいっても「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」「審美歯科」と色々な種類があり、診療科目によって業務内容も異なります。歯科医師は口腔内のトラブルに悩む患者さんに寄り添いながら、歯の健康を保つのが主な仕事ですが、医院だけでなく学校で子どもたちに指導したり、行政機関で公衆衛生に携わったり、高齢者の訪問診療を行ったりもしており、地域社会で幅広く活躍しています。
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患者を支援し診療を補助する「看護師」
医療業界の職種の中でも患者さんと接する機会が一番多いのが看護師です。医師の診察や治療の補助、患者さんのケアが主な仕事です。ここではイメージしやすいように日勤と夜勤のタイムスケジュールを紹介しています。ぜひ参考にしてください。看護師はキャリアアップを目指しやすい職種でもあります。あまり時間をかけずにスキルアップやキャリアアップを目指したいなら、違う職場に転職することも1つの方法です。看護師に特化した転職エージェントを利用すれば効率よく転職活動を進められます。
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緊急事態に対応する「救急救命士」
救急救命士は災害や事故現場に最初に駆けつけ、救急救命処置を行う仕事です。医療行為ができるのは災害や事故現場、救急車の中だけなので、普段は消防士として働いている人がほとんどです。救急要請が入ったら救急車で現場に駆けつけ、必要な処置を施し、搬送先の医療機関を探します。治療には初期対応が非常に重要なため、救急救命士は患者さんの命そのものに関わる仕事、といっても過言ではありません。責任は重大ですが、「命を救えた」と実感できるやりがいのある仕事です。