様々な医療行為に携わる「医師」

どんな仕事？

病気や怪我に苦しんでいる人を治療し、その回復を促すのが医師の役割です。専門分野や勤務先によって業務内容は異なりますが、ここでは一般的な仕事内容について紹介します。
まずは患者さんの診察です。問診や検査の結果などから症状を確認し、対処すべき患部や病名を特定します。医師はすべての医療行為に携わりますが、検査は医師の指示のもと、看護師や検査技師が行うのが一般的です。また、治療に必要な生活指導を行ったり、症状の悪化を防ぐための注意点を伝えたりもします。さらに、病気の早期発見や予防を促す健康診断や人間ドックでは、問診、触診、器具の使用などを通して、体に問題がないかをチェックします。
治療には投薬治療と手術があります。投薬治療は内服薬、塗り薬、点滴、注射などのことで症状に応じて薬を選択します。手術は傷の縫合、患部の切除、レーザー照射などがあり、外科医が執刀します。
医師の中には大学や製薬会社に勤務し、新しい治療法や薬の研究や開発をする研究医として働いている人もいます。治療法を見つけるために詳細が明らかになっていない病気のデータを収集し、症状や経過を研究するのが主な仕事です。

幅広い知識とスキルが必要

医師になるには医師免許が必要です。医師免許は国家資格なので、大学の医学部や医科大学を卒業した人、または卒業見込みの人にのみ、受験資格が与えられます。医学部への入学や在学中の課題は難易度が高いため、多くの学生は卒業までに国家試験に合格できるだけの知識を身につけていると考えられます。国家試験の合格率は90％を超えており、多くの人が医師免許を取得していますが、取得した時点で身についているのは基本的な知識のみなので、医師として活躍するには不十分です。患者さんから具体的な症状を引き出すコミュニケーション能力、複数の症状から可能性の高い疾患を推測する能力、緊急時の対応や多方面との連携ができる柔軟性なども必要です。そのため、常に情報をアップデートする向上心を持ち、真摯に仕事に向き合っていける人が医師に向いています。

医師の求人はどうやって探す？

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