患者を支援し診療を補助する「看護師」
どんな仕事?
看護師は「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくは妊産婦の療養上の世話をし、またはその療養を助けることを業とする者(保健師助産師看護師法第5条)」と法律上で定義されています。
看護師には准看護師と正看護師がありますが、正看護師は国家資格であるのに対し、准看護師は都道府県知事が認定する免許で国家資格ではありません。業務内容はほとんど同じですが、准看護師は自分の判断で業務を行うことはできず、医師または正看護師の指示が必要です。
看護師の仕事は勤務先の種類によって異なりますが、医師の診察や治療の補助、患者さんのケアが主な仕事で、患者さんと直接関わる機会が他の職種に比べて多いのが特徴です。イメージしやすいように、1日のタイムスケジュールを紹介します。
看護師のタイムスケジュール
日勤は8:00に出勤し、9:00までに夜勤看護師との引き継ぎや点滴・検査の準備をします。10:00になったら巡回し、バイタルチェック、点滴交換、入浴や排せつの介助を行い、12:00には食事の配膳、必要であれば食事の介助も行います。その後は服薬介助や口腔ケアを行い、午後からは手術や検査の送り出し、バイタルチェック、点滴の準備や交換、看護記録の記載や入院している患者さんのケアをします。夜勤看護師に引き継ぎ、17:30に退勤します。
夜勤は16:30に出勤し、日勤看護師と引き継ぎを行います。その後は巡回やカルテの整理、点滴の交換などをし、18:00になったら食事の配膳や介助、服薬介助や口腔ケアをします。その後はバイタルチェックやおむつ交換、体位交換を行い、21:00の消灯前に休憩を取ります。その後は資料整理などをしながら2:00くらいに仮眠を取り、4:00にもう一度巡回しておむつ交換や体位交換を行います。6:00になったらバイタルチェックや点滴の交換をしながら食事の配膳や介助、服薬介助や口腔ケアをし、8:30くらいに出勤してきた日勤看護師に引き継ぎをします。引き継ぎが終わったら9:30には退勤します。
スキルアップやキャリアアップを目指す人も多い
看護師はキャリアアップの選択肢も豊富です。例えば、専門性を高めるために日本看護協会が制定している「認定看護師」や「専門看護師」などの資格を取得する、役職に就いて給与アップを目指す、といった方法です。この方法は知識や技術を身につけるだけでなく、看護師としての経験も積まなければならないため時間がかかる、というデメリットもあります。時間をかけずにスキルアップやキャリアアップを図りたいなら、違う職場に転職する、という方法もあります。近年は転職が当たり前の時代になったこともあり、転職を経験している看護師もたくさんいます。転職したからといってマイナスに作用することはありません。
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